♪無事帰還♪
- 2012⁄03⁄19(月)
- 20:51
金曜の晩から赴いた 福島・復興太鼓祭りから、ようやく戻って参りました

行きも帰りも 楽器を満載したトラックと共に一晩かけてひた走った強行軍でしたので、高速が空いている時間帯だったとは言え まる22時間ぐらい車に缶詰状態
何せ片道だけで800Km以上ある道のり、思ったよりは疲れも出ず 元気にはしておりますが・・・いや~、やはり並大抵のことでは行けるもんじゃないですね★
ずっと雨模様という悪条件の中ではありましたが、当日のパルセ飯坂は 大ホール2000席が完売
当日券を求めて お客さんが列を作るというほどの盛況でした。
やはり主催者は勿論のこと 地元の方々にとっても、このフェスティバルの再開には並々ならぬ想いと意味があったようです。
実際の復興にはまだまだ遠いものの、その為のパワーを得るのに欠かせない一大イベント・・・我々だって決して余裕がある訳でも何でもありませんが、苦労して行った甲斐はあったように思います。

阪神淡路大震災をきっかけに結成された我々 「和太鼓松村組」 は、昼一番の出演でした。
年に一度の切ない逢瀬を静かに奏でる “星逢い” では 会場のあちこちからすすり泣きが聞こえ、震災復興の感謝を届ける “神戸発” になると手拍子の嵐と 最後にはドイツ公演以来のスタンディング・オベーション

主催者も 太鼓打ちでならした屈強な男達ばかりなんですが、その方たちが 「ありがとう、ありがとう」 と涙ながらに握手を求めて来られるのには 正直こちらも感涙でした。
福島民報・太鼓まつり記事
(http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&mode=0&classId=0&blockId=9952111&newsMode=article)
その一方で、現地でしかわからない生々しい声を 沢山聞いてしまったのも事実です。
福島の県知事をはじめ 情報をいち早く入手できる立場の関係者が、原発事故のすぐ後 早々に他県へ逃げていた話。
東電の高額補償金のために、不公平感から避難者の間でも揉め事が絶えないという話。
仕事を再開する難しさから働く意欲を失い、更には貰える補償をアテにして 政府や東電に対する反発の声すら失ってゆく県民の実情。
コロコロ変わる 食の安全に関する暫定基準値の裏側に潜む 政府の大ウソと沈静化の目論見に至っては、現地の方が 「福島産の野菜なんぞ、絶対口にするもんでない」 と断じている程でした。
その実いわき市では、風評被害を払拭するためと称して 福島産のほうれん草などを早々と学校給食に出しているのですが・・・
今回届ける事の出来た気持ちや演奏はともかく、義援金の方は もしかすると回りまわって国民を黙らせる為の間違った補償に使われてしまうのではあるまいか。
いったい何が正しい復興の支援なのか。
お金の問題ではなく、子供たちの未来も含めて いったい誰がどうやって責任を取れるというのか。
明確な答えの出せる人間が 何処にも居ないからこそ、これだけの二次・三次混乱を新たに招いているのでしょうけど
疑問と訴追の声を 当の被災者ですら失ってしまう・・・これほど危険なことはありません。
「ニュースでもあんまりやらなくなったし、義援金もすごい額が集まってるみたいだし―――政府も大丈夫だって言ってるから、順調に復興してるんじゃないの?」
少なくとも こんな見方だけは決して出来ない、してはいけないことだと痛切に感じました。
福島原発は更なる放射能汚染と 再メルトダウンの危機をまだ孕んだままです。


行きも帰りも 楽器を満載したトラックと共に一晩かけてひた走った強行軍でしたので、高速が空いている時間帯だったとは言え まる22時間ぐらい車に缶詰状態

何せ片道だけで800Km以上ある道のり、思ったよりは疲れも出ず 元気にはしておりますが・・・いや~、やはり並大抵のことでは行けるもんじゃないですね★
ずっと雨模様という悪条件の中ではありましたが、当日のパルセ飯坂は 大ホール2000席が完売

当日券を求めて お客さんが列を作るというほどの盛況でした。
やはり主催者は勿論のこと 地元の方々にとっても、このフェスティバルの再開には並々ならぬ想いと意味があったようです。
実際の復興にはまだまだ遠いものの、その為のパワーを得るのに欠かせない一大イベント・・・我々だって決して余裕がある訳でも何でもありませんが、苦労して行った甲斐はあったように思います。

阪神淡路大震災をきっかけに結成された我々 「和太鼓松村組」 は、昼一番の出演でした。
年に一度の切ない逢瀬を静かに奏でる “星逢い” では 会場のあちこちからすすり泣きが聞こえ、震災復興の感謝を届ける “神戸発” になると手拍子の嵐と 最後にはドイツ公演以来のスタンディング・オベーション


主催者も 太鼓打ちでならした屈強な男達ばかりなんですが、その方たちが 「ありがとう、ありがとう」 と涙ながらに握手を求めて来られるのには 正直こちらも感涙でした。
福島民報・太鼓まつり記事
(http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&mode=0&classId=0&blockId=9952111&newsMode=article)
その一方で、現地でしかわからない生々しい声を 沢山聞いてしまったのも事実です。
福島の県知事をはじめ 情報をいち早く入手できる立場の関係者が、原発事故のすぐ後 早々に他県へ逃げていた話。
東電の高額補償金のために、不公平感から避難者の間でも揉め事が絶えないという話。
仕事を再開する難しさから働く意欲を失い、更には貰える補償をアテにして 政府や東電に対する反発の声すら失ってゆく県民の実情。
コロコロ変わる 食の安全に関する暫定基準値の裏側に潜む 政府の大ウソと沈静化の目論見に至っては、現地の方が 「福島産の野菜なんぞ、絶対口にするもんでない」 と断じている程でした。
その実いわき市では、風評被害を払拭するためと称して 福島産のほうれん草などを早々と学校給食に出しているのですが・・・

今回届ける事の出来た気持ちや演奏はともかく、義援金の方は もしかすると回りまわって国民を黙らせる為の間違った補償に使われてしまうのではあるまいか。
いったい何が正しい復興の支援なのか。
お金の問題ではなく、子供たちの未来も含めて いったい誰がどうやって責任を取れるというのか。
明確な答えの出せる人間が 何処にも居ないからこそ、これだけの二次・三次混乱を新たに招いているのでしょうけど

疑問と訴追の声を 当の被災者ですら失ってしまう・・・これほど危険なことはありません。
「ニュースでもあんまりやらなくなったし、義援金もすごい額が集まってるみたいだし―――政府も大丈夫だって言ってるから、順調に復興してるんじゃないの?」
少なくとも こんな見方だけは決して出来ない、してはいけないことだと痛切に感じました。
福島原発は更なる放射能汚染と 再メルトダウンの危機をまだ孕んだままです。
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