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読書の(?)秋

ようやく少し 秋らしい気候になってきましたね (^-^)
日中 気温が多少上がることはあっても、湿気が少ないんで何ともサワヤカ
うちの周りは緑も多い山裾なので、夏の間は 都会では聴けなくなったミンミンゼミやヒグラシも含めて 蝉の声が凄いんですが・・・
今ではもう夜になるかならないうちから、虫さんの大合唱が秋の情緒を醸し出してくれています。
マツムシやカネタタキの声を聴きながら眠るのが、大阪の市内で暮らしていた頃は夢だったりもしました。
朝から鳥のさえずりも沢山聴けますし、その辺は実に良い処なんですが・・・
デカいムカデとかスズメバチとか、あんまり歓迎したくない類の虫も やたらと多く出没するのは、やはり仕方のないとこでしょうねー
フクロウは鳴くしクワガタも居るし、台所の隅で鈴虫が鳴いていたり 部屋の中を何故か丸虫やカマキリが歩いていたり・・・
真夜中に 前庭の所でノラ犬が何かを食べている―――と思ってよく見たら、キツネだったなんてこともありました (^^;)
野生の王国、ですね~、どんだけイナカやねん・・・そのうちクマも出るかな

読書の秋になったから、なんて解り易い思いつきで本を読む人も まぁ居ないでしょうけど、確かに日が暮れてからゆっくりできる時間が長いし 気候も落ち着いて 色々と頭にも入り易いのは確かなのかも知れません。
このブログを読んで下さってる方なら 大体の察しはつくでしょうが、僕が読む本といえば 音や楽器関係・神道や陰陽道、民間信仰に関するもの・民俗学や考古学などが殆どです。
あとは・・・色々すっ飛ばして、マンガが多いかも
先日、ひょんなことから こんな本を借りました。

31778797.jpg

舞台は室町時代、諏訪大社に伝わる奇祭に神の使いとして選ばれた 世阿弥の知を引く美少年の話なんですが・・・
人身供犠の歴史的寓話や 公家の姫との非恋物語も描かれていて、結構楽しめました
この辺はやはりご多聞に漏れず、なんですが・・・実は、いきなり惹かれてしまったのは この題名なんです。
『さなぎ』と聞くと 普通は蚕や蝶が羽化する前の あの蛹しか想像しないと思いますが、神道系の古代雅楽や神代の音楽などを調べていると 違うサナギという言葉がよく出てくるんですね。
「さなぎ鈴」 といいますが、銅鐸と同じように 古代では他にない響きを生み出す神器、金属製の鈴のことを指します。
銅鐸もそうですが 大体円筒形、中に石材か金属製の「舌」を供えていて、振ることによってガランガランと鳴らすものですので・・・まぁ鈴というよりは 現代のベルに近いかな。
さなぎ鈴の場合は 材質が鉄で出来ていますので、「鉄鐸」 と呼ばれたりもします。
その神秘的な音によって 神を呼んだり、そこに神を降臨させる 直接の依り代ともなったりしていたと言われています。
実際、勇壮な御柱祭で有名な諏訪大社には、超古代からこの「さなぎ鈴」が 神器として伝わっているんです。

さなぎ鈴

本物は鈴一個の長さが大体20cmぐらい。
何故か6個ひと組みになっていて、それを2mほどの棒の先に付け 「さなぎ鉾」として神官が託宣の時に揺すって鳴らすものです。
鉄なのでかなり重く、まとめて鳴らすとガッシャ・ガッシャという感じで あまりキレイな音とは思えないんですけど
本の表紙で 踊っている神官が持っている杖、これがそのさなぎ鉾なんです。

高鉾(諏訪 小野神社)

ちょっとオドロで怖い感じもしますけど、周りに結ばれているのは 『ケズリカケ』というものの一種。
天に願いを伝える為の 鳥の羽根をイメージしているとも言われますが、東北から北海道にかけての民間呪具や神像・祭りの祭器などに 飾りとしてよく使われているものですね。
諏訪でも祭りのたびに 願いと共に新しいケズリカケを足してゆくので、どんどんこんな風になっちゃったというわけ

神器といっても 楽器の一種と言えなくもありませんし、またまた悪いクセが出て ちょっとこのさなぎ鈴を作ってみたい―――という気になっちゃいました (^^;)
もちろん実物はデカ過ぎますし、いくら音を再現してみたいと思っても 材料や技術もありませんけど・・・
ミニなら出来るかも~、と思って まずはスプレーなんかに使われている 厚手のスチール缶を板状に切り出してみました。
塗装を剥がし、内部構造なども調べながら何とか丸めて 酸化皮膜を作る塗料を塗ってみると・・・

120616_2016~01

お~ 何となくイイ感じ
材料が薄くて小さいので 音もシャラシャラと軽いですが、かなり近い雰囲気の響きが出せました。
あとは40cmほどの棒を削り 出来上がった鈴を付けて、結んだ麻紐の端を解いてゆけば完成

120621_0214~01

我ながら なかなかの出来栄え・・・これをカワイイと思うかどうかは、かなり意見の分かれる処だとは思いますが
立てて飾るために、下の台まで作ってあげちゃいました。
こんなのに興味持って、ミニチュア作ったヤツなんか まず居ないだろうなぁ、と思ったら・・・やはり他にも 何人かは居るみたいです、どっか変なのが (^^;)
う~む、何故こうなる・・・どこが読書の秋なんだか
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