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メキシコからの知らせ

SNSと言うものが日常ツール化して久しいですね。
色んな意味で今だに世の中には賛否両論がありますが、僕は正直言ってあまり好きな方ではありません☆
なので自分から進んで友達申請とやらをすることは殆ど無いのですが、向こうからは毎日やたら来たりします。
それも殆どが 逢ったこともない南アメリカのミュージシャン達からの申請。
わざわざ見つけて興味を持ってくれるのは嬉しいもんですが、いきなり週末のライヴに招待されたりして
ふむふむ、来週の金曜日7時からね。  場所は・・・キトのライヴハウス? 
なんだ、エクアドルの首都かぁ ――― って、行けるかいっ (^^;)

南アメリカからの申請は、やはりボリビアのサンポーニャ奏者とか チリのチャランゴ製作者などですが・・・
先日珍しくメキシコのミュージシャンから御挨拶とメッセージを貰いました。
マルティン・ガルシア―――何処かで聞いたような気がするなぁ、と思いながらタイムラインのメールを開くと

“メキシコのグァナファトからメッセージを送ります。 失礼ながら君はもしかして数十年前、セマーナ・サンタ(聖週間)の祭りとグァナファト大学で演奏していたソル・ナシエンテのチャランゴ奏者ではありませんか? 僕はアドリアンの友人で、一緒に舞台に立った仲間です” (もちろん全部スペイン語

こんなこともあるんですね~。
話せば長くなりますが 今を去ること30年ほど前、僕は2人の仲間と一緒に南米民俗音楽・フォルクローレ専門のグループを立ち上げ プロミュージシャンとしての道を歩み始めました。
その時のグループ名が “ソル・ナシエンテ”。
昇りゆく太陽、という意味で、スペイン語で日本のことを Pais de Sol Naciente、陽出ずる国と呼んだりもしています
メキシコ人のアドリアン・ウルディアレスという天才ケーナ奏者をメインメンバーに迎え、アンデス音楽だけでなく ベネズエラやチリ・アルゼンチン・キューバなどの曲も広くレパートリーに持つユニットでした。

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何年かの活動のあと、3人は一緒に南米に渡って 新たな音楽の道を探る機会を得ることになります。
約一ヶ月を掛けてメンバーのボーカルを担当していた女性はベネズエラからキューバ、アドリアンはメキシコへ里帰り、僕はアルゼンチンからパラグアイ・ボリビア・ペルーと回って 最期にメキシコで落ち合う予定になっていました。
アドリアンの故郷、グァナファトという街で開催される聖週間のゲストとして コンサートが予定されていたんです

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その時のことを覚えていてくれて、連絡をくれたというわけだったんですね☆
その後、ソル・ナシエンテは解散し 僕は新たにアルカディアを結成、アドリアンはメキシコへ帰ってゆきました。
それぞれが独自の世界観を持っていましたので、残念ながら音楽的に路線が合わなくなってしまったんですね★

あの頃、特にメキシコでの想い出は生涯忘れ得ない大切なもので、今でも演奏を続けている僕にとって何よりの支えになっています・・・と、すぐにお礼のメールを返しました。
記憶を辿りながら色々文章を書いて、近況なども質問します。 アドリアンやミュージシャン仲間は元気? と・・・
帰ってきたメールは 衝撃的なものでした。

“アドリアンは・・・残念ながら 病気で亡くなったよ、もう何年も前のことだけど”

同じ夢を見て 一緒に頑張っていた友人を亡くすほど、ショッキングで哀しいことはありません。
聞けば無類の酒好きがたたって 最終的には身体を壊してしまったとのこと・・・僕より若かったのに。
豪放磊落に見えて 繊細すぎる神経の持ち主だったのでしょうね、芸術家には多いタイプですが
彼の素晴らしいケーナの音色、一部だけでも 「風の大地」 に収録しておいて良かったです。

連絡をくれたマルティンは 今度メキシコに来たら一緒に舞台に立とう、アドリアンの追悼にもなるしな・・・と言ってくれましたが、地球の裏側、メキシコシティから更にバスで6時間―――気軽に行けるような距離でもありません
そんな場所に住んでいる 連絡先も知らなかった古い仲間と、リアルタイムで話が出来る時代になったのは 蓋し驚きで感無量でもありますが・・・
どうなんだろう、世の中には知らない方が良かった情報もあるのかなぁ。。。

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忘れ得ぬ我が友アドリアンよ、安らかに。
そっち行ったら また一緒にライヴやろうぜ★



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仕事・舞台

Comment

無邪気な音

…と云う印象の、アドくんの鐘撞鳥

余裕で脳内再生できるから
てっきり何処かに収録してあると思ってた(◎_◎;)無かったっけ‼︎?
  • 2015⁄03⁄05(木)
  • 20:42

Re: 無邪気な音

そうなんだよね・・・明るくて屈託の無い音色だった。
当時はまだCDの時代じゃなくて、テープで販売してたなー★
簡単には再生できない、特殊なアナログ音源しかないのだよ。

  • 2015⁄03⁄06(金)
  • 02:50

そうかぁ…

何と言うか
アドくんは、技術が凄い筈なのに
笛が『自慢のオモチャ』に見えたw

面白いでしょ!素敵でしょ!
この笛こんなことも出来るんだよ!

そんなイメージだった。うん。

ちなみに兄者とチャランゴは恋人w
  • 2015⁄03⁄06(金)
  • 09:11

ですね(^^)

ギターでもバイオリンでも、ホントに巧いやつって 楽器が身体の一部にしかみえない★
俺も30年かけてそうなってきたんだけど・・・
例の一件で、ちょっと真剣にヤバくなってきてますv-40
  • 2015⁄03⁄06(金)
  • 23:07

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