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たいようまでのぼったコンドル


もうずっと以前の話になりますが、毎年夏になると 静岡県の井川という場所で “全国保育セミナー” が開催されていました。
南アルプスの大自然に抱かれた 静かでとても心休まる場所です。
ただし、途中SLやトロッコ列車に2時間も乗り継いで行かねばならないような 奥地でもありますけど・・・★
最終日には打ち上げのバーベキュー大会があり、以前に記した 「ロス・プラテーロス」 のLIVEで 夜中まで大いに盛り上がる・・・というのが恒例になっていました。

ある年、それとは別に セミナーの一環として絵本の朗読会が催されました。
会場の壁一杯には 「風」 「呼」 など、一文字で表現された力強い筆書がレイアウトされ、溢れ出さんばかりのパワーで見る人全てを圧倒しています。
 
作者は乾知恵 (いぬい・ちえ) さんという方。
小さい頃から脳性麻痺で右半身の自由がきかず、車椅子の生活をしていらっしゃるアーティストです。
パワフルなだけでなく 風のような予測できない表情と伸びやかさを持つ書。
小柄で華奢な身体のいったい何処から こんな闊達な文字が生み出されるのだろう、と最初は驚きましたが・・・。
そんな周囲の印象など まるで別世界の出来事であるかのように、千恵さんの創作活動は 国境まで軽々と越えて広がり続けています。
この時のコラボレーションは、千恵さんの作品のひとつである 「たいようまでのぼったコンドル」 というお話を彼女自身が朗読し、ひとつひとつのシーンに合った曲を 我々が生演奏で入れてゆくというもの。
実は彼女も 昔からフォルクローレと南米が大好きで、アルカディアのコンサートにも 何度も来て頂いてるんですが・・・。
数年前にはとうとう憧れの南米へ渡り、アンデス山脈まで 車椅子で踏破してしまったというから驚きです☆
日本の南アルプスなんぞ、ヘでもなかった訳ですね (^^;)




現地で 圧倒的な威厳に満ちたコンドルと間近で対峙した時、王者の持つ 言いようのない寂しさを感じ取ったそうです。
気高く、そして大いなる孤独を背負った 鳥の皇帝。
このお話が、新たに秋野亥左牟(あきの・いさむ)さんの絵と共に 「こどものとも」 社から出版されました。
プラテーロスの演奏はついてませんが・・・名曲 「コンドルは飛んでゆく」 を 頭の中で流しながら、アンデスの空に想いを馳せてみてください♪

≪福音館書店 「たいようまでのぼったコンドル」≫
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仕事・舞台

Comment

縁とは

実に不思議なものです
そんな背景があったとは。
  • 2011⁄02⁄25(金)
  • 10:20

お花ちゃん、ホントですね~
この本の内容や表現もそうだけど、我々の音楽にしても 考え方や人間性にしても、色々な人との出逢いによって少しずつ変わっていく訳です。
完成することは無いのかも知れないけど、「あの人に出逢ったのは必然だった」と人が思えるのは そんな背景が幾つも存在するからなのかもね。
  • 2011⁄02⁄25(金)
  • 13:33

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