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カリブ海の真珠

Fidel y Che

1962年 キューバに核ミサイルを配備するというソ連の計画が実行に移され、アメリカがカリブ海を全面封鎖。
人類史上、最も核戦争の勃発に近づいたと言われる あのキューバ危機から半世紀以上が経って、両国が国交正常化に踏み出しました
地球の裏側のことで、あまりキューバという国自体にも関心のない方も多いかとは思いますが・・・
もしかすると、ギリシャのデフォルト問題やイスラム国による原油危機なんかより 遥かに影響が大きいかも知れないんです

キューバは米西戦争の終結とともに 1902年、スペインからの独立を果たします。
でもそれを実現させたのはアメリカな訳で、独立したとは言え 実質その支配下に置かれることになるんですね。
半世紀ほどずーっとその体制が続いた1956年、アメリカ帝国主義の横暴と搾取の歴史から真の独立をしなければ キューバと南アメリカ諸国に未来は無い!!と真剣に考えていた2人の革命家が メキシコで出逢います。
フィデル・カストロ 29歳、エルネスト・チェ・ゲバラ 27歳。

カストロは、アメリカの保護のもと人民を弾圧し腐敗した政治で私腹を肥やしていた 時のバチスタ政権を倒すべくモンカダで蜂起しますが あっけなく敗退、投獄された後 国外追放されていた身でした。
片やゲバラは アルゼンチンから北上、各国の虐げられた惨状を見て回りながら 人民革命の必要性を痛感していました。
彼はペルーでの活動の途中 イルダ・ガディアという女性革命家と結婚しますが、メキシコでフィデルを紹介したのが このイルダその人 (^-^)
まさに運命としか言いようのない出逢いですね

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意気投合した2人は すぐに革命闘争の準備にとりかかり、集めた同士82名と共に キューバ南部のグァンタナモを目指してボロ船 「グランマ号」 で出航します。
ところがバチスタの方も馬鹿じゃない・・・アメリカCIAからの情報を使い、軍を動かしていたんですね。
何と、グァンタナモは待ち伏せの政府軍だらけ★ 
何とか上陸したものの、革命軍は初戦で生き残りわずか15名という惨敗を喫してしまいます。
しかしそこで諦めてしまわないのが革命戦士、カストロとゲバラ。 もちろん、現大統領でフィデルの弟である ラウルも生き残っていました。
丸2年をかけて辛抱強く戦いながら革命軍を再編、圧政に苦しんでいた人民を決起に導き 遂に首都ハバナを陥落させます。
時に1969年、1月1日のことでした (僕が生まれてから 10日ほどしか経ってません ^^;)
フィデルは大統領として絶大な信頼を受けながら国家体制を建て直し、ゲバラは国立銀行総裁や工業大臣などを務めたあと 新たな革命を南米各国やアフリカで起こすべく キューバをあとにします。
各地で伝説に残るゲリラ闘争を展開したゲバラですが、1967年10月 ボリビアのニャンカウアス山中での戦闘で帰らぬ人となってしまいました。

問題はここからなんですが、これだけ端折ってもえらい長くなってしまうので・・・続きはまた後日
   


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category
南米・遺跡

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