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コンドルは飛んでゆく

サイモン&ガーファンクルのアレンジで 1970年に世界的な大ヒットとなった曲、エル・コンドル・パサ。
元々はペルーで作られた、インカ帝国の栄枯盛衰を描いたサルスエラ (オペレッタ) で使われた曲でした。
ラストシーンで、インカ帝国の滅亡を嘆きながら コンドルに身を変じた皇帝が泣きながら飛び去ってゆく・・・
その時にバックで流れていた曲なので、全体的に少し哀しげなんですね
アンデス音楽フォルクローレと出逢ってから数十年、いったい何回この曲を演奏したことか (^^;)
現在でもコンサートでこれを演奏しないと 納得して帰して貰えないぐらい、人気の高い曲です。

アンデスに伝わる古い伝説によって、コンドルは皇帝の生まれ変わりである聖なる鳥として ずっと大切にされてきました。
少し前まで行われていた “鳥葬” の習慣も、少し納得がいくような気がします。

CONDOR.jpg

いや~、かっくいいですね (^-^)
アンデスの抜けるような大空を 悠然と舞う姿は、まさに鳥類の王といった風情です。
実際 肉食でエモノを襲う猛禽類のなかでも最大のもので、時には羊やリャマの子供を掴んで そのまま飛び去ったりすることもあります。
通常は3000~4000mの高空を飛んでいますし、どのくらいデカいものなのか いまいちピンと来ませんが・・・
羽根を広げると4~5mにもなるサイズですので、ちょうど中型の犬が空を飛んでいるようなものでしょうか
そう言われても まだ想像はしにくいですね、人間と比べるとこんな感じになります。

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これでもまだ最大クラスではありませんので・・・
わはは、とんでもないヤツだ (^^;)

各地の学校公演などでも コンドルの話はしますし、何とか子供達にも その大きさを実感して貰えたらなぁ・・・
なんて常々考えていたのですが、大きな写真やプロジェクターを 体育館などで毎回使って、というわけにも行きません
そこで あちこち探してやっと手に入れたのが、70cmに迫ろうかという長さの コンドルの風切り羽根。
たまに道端に落ちている、ハトやカラスの羽根と大きさを比べて頂けると 判り易いかと☆

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バックにあるのは 勿論チャランゴじゃありません、普通サイズのギターです。
こんなのが空を飛んでいるなんて・・・やっぱり とんでもないヤツですね
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南米・遺跡

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