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コタンクルカムイ

今年のGWもそろそろ終わりにさしかかり 昼間は歩くだけで汗かいてしまう陽気ですが、山裾にある我家の周辺は 陽が落ちるとやたらと寒かったりします★
実の処 梅雨の時期でもまだ冷える夜があったりするので、6月になっても何となくコタツが仕舞えなかったりするんです。
流石に毎日つけてる訳じゃありませんが、10月には普通に出てるとすると 何と1年の4分の3はコタツが居座ってるとゆー訳で・・・雪国かっ (^^;)
まぁその分、夏場は殆ど扇風機だけで凌げる場所ですので 楽といえば楽なんですが。

夜が寒いと言いながら僕は昔からどうも夜行性のようで、物音ひとつしない深夜にならないと 物事に集中できないタチでして・・・
面倒な書類作りや譜面起こし、作曲なんかも 真夜中にやることが多いですね。
ちょうどこの時期 真夜中になると、上の神社の森からはホッホ、ホッホと不思議な声が聞こえてきます。
自然が豊かな立地だとはいえ 電車に乗れば梅田から20分ぐらい、阪急百貨店やイオンもある立派な都会 (・・・でもないか
まさかとは思ったんですが、居るんですね~、フクロウさんが (^-^)
その声が 僕の持っているC管のオカリナにそっくりなので、セッションが出来るかと外へ出て行って吹いてみたりしていましたが・・・
夜中の3時に オッサンが神社の階段でオカリナ吹いてるという光景は―――殆ど妖怪ですね
おばけというか森の主というか、あのトトロも木の上でオカリナ吹いてます。

okarina-totoro.jpg

よく見ると大トトロの胸には特徴のある模様がありますね、耳もピョンと立ってます。
おそらくワシミミズクというフクロウの一種がモデルなんじゃないかと・・・本物はかなり精悍ですが。

capeeagle_owl.jpg

声が似ている処から、月夜の晩にオカリナを吹いているというのも頷けるところです (セッションで確かめたところ 上の森のフクロウはF、ファの音で鳴いていました)
しかし・・・トトロが吹いている笛を見る限り、オカリナと呼ぶにはちょっと抵抗のある形をしているんですね★
どっちかというと、日本の弥生時代に使われていた陶塤(とうけん)に似ています。

DSCF1263.jpg

でもこの卵型の土笛は 上にある孔を真横から吹くもので、トトロのように真っ直ぐ構えて吹いたのでは鳴らないし・・・
ん~、まぁ細かいことはどうでもいっか (^^;)

上の森に住むフクロウさん、実は一度だけ間近で見たことがあります。
夕方だったのかな、視界の隅をフッと何かが過ぎったような気がしてそちらへ目をやると、傍の木の上にちょこん☆
すれ違った距離は1mもなかったと思いますが、全くバサバサとかいう羽音がしないんですね。
音に敏感な獲物にも気付かれず襲うという、話には聞いていましたが・・・流石だ~とヘンな感心をしてしまいました (^^;)
アイヌの間では村を護る神として崇められるフクロウ、コタンコルカムイ。
せっかく毎年 北海道を巡る旅をしているんだから、一度ぐらいお目にかかりたいもんです。
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category
自然・季節

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