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点野の謎

今日は枚方の保育園へ打ち合わせに行ってきました
先日演奏で訪れた時には 帰り道で別の車から頭突きを喰らうというハプニングがあった、あの保育園
大阪から京都へ抜ける要衝とあって 一日中すごく混む上にトラックも多く、しかも皆さん運転が荒いんですね
今日は何事も無く戻ってきましたが、ありゃ事故の確率も高いのが道理だわ…

枚方から寝屋川の辺りは古くから栄えた場所で、地名の読みにくい漢字なども多く 訪れる度に興味をそそられていました。
途中の交差点に「点野」という名前があるんですが、これを“しめの”と読むんです。
読み方も以前から不思議に思ってはいましたが、そう言えば万葉集にも 確かシメノという場所が出てきたな~、と フト思い出しました。

茜さす 紫野行き標野行き
野守は見ずや 君が袖振る

ちょっとアブナくて色っぽい謎を含んだ、額田王の有名な句ですね
でも「しめの」の字が違うし、句が詠まれた場所も…たしか奈良だったっけかな

日本語は、古い言葉であるほど「言霊(ことだま)」信仰の影響が強くなり、音の要素が何より重要になってきます。
血・地・父・乳・茅輪くぐりの茅などは 全て同じ「チ」の音から来ていて、神霊や生命の根本を表す・・・といった具合。
使われている漢字が違っても、同じ読みなら何らかの関係を持つ場合が多いんですね。

今日に限ってやたら気になってしまったので、少し調べてみました
すると、万葉集にある他の句の中でも『標野』の文字は 意外なほど沢山使われているんです。
これは皇室や貴人が出入りする 聖域を表す言葉で、一般人は立ち入りが禁止されていた場所のこと。
「禁野」と書かれたりする事もあるのはそのせいで、一番解りやすい漢字は「占野」・・・なるほど、まんまですね
何故「点野」となったのかは判然としないそうですが、漢字の上の部分が「占」なので 全くの無関係でもないような気はします。
標の字は、その区域を示す(これも同じシメですね)木や縄で作られる 目印のことでした。
あの一帯は、どうやら1100年ほど前に即位していた 宇多天皇が、鷹狩りをする為に使っていた 広大な猟場だったらしいんです。
シメノは別に 額田王が句を詠んだ場所に限らず、日本中にあってもおかしくなかった訳ですね

これにはもうひとつ、偶然同じ日に 面白い繋がりを持つ発見がありました。
そちらはまた 別の記事に
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