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コンドルケーナ

ケーナは南アメリカ・アンデス山脈地帯を代表する、フォルクローレには
欠かすことの出来ない葦笛です。
もう この笛に出会って30数年になりますが (^^;)

葦または竹の一端をU字型に削っただけの唄口を持つこの笛は、一説には
3000年以上の古い歴史を持つと言われています。
尺八に似た発音原理ですので、乾燥などで少し唇の状態が思わしくないと
今だに素直に言うことを聴いてくれない 気難し家さんでもあります。
体調や気分まで そのまま音に反映されてしまう笛ですが、それだけに
表現の幅はとてつもなく広い、と言ってもいいかもしれません。

南米の遺跡から発掘される初期のケーナは、現在のものよりも小型で
指孔も少ない よりプリミティブなものが多いのですが・・・。
博物館などで見られる出土品の殆どが 骨で出来ています。
紀元前から代表的な家畜であったリャマや 時には人骨である場合も★
愛する人を永遠に忘れない為に、その骨を笛にして アンデスの高みで
毎日演奏していた若者の伝説も残っています。(実はその若者が愛した
女性の名前、それがインカ皇女 「ケーナ」 だったんですね)

人の骨で楽器を作るという呪術的な風習は、ネパールなどにもありました。
当然、そこから奏でられる音には 超自然的な力というものが期待された
筈です。 人間には制御も到達もできない世界―――神や自然・先祖との
対話といった使用目的に限られ、特殊な祭り(祀り)の場面にしか登場
しない神聖な楽器です。
日本では弥生時代の遺跡から 一面に刻み目を入れた骨が出土していて、
これが果たして卜占に使われたものなのか 楽器としてのスクレーパー
(ギロやササラ)の一種であるのか、学会での議論を醸しています。
日本人の常識として考えるなら、骨や皮といった動物の一部は神聖どころか
“ケガレ”として扱われてきたので 楽器とは考えにくい、という結論に
なるでしょうね。
実際外国で普通に使われている角笛なども日本では嫌われ、法螺貝の利用
という折衷案が ギリギリ通ったようですし (^^;)
ですが、縄文や弥生の古代に於いても 日本人のケガレに対する考えが
一緒だったという確証はどこにも有りません。
呪文と一緒にチーチキ・チーチキやっていた・・・っていう方が、かなり
楽しい古代文化ではあると思うんですけどね~♪

話がかなりそれてしまった
コイツの紹介をせねば、でありました。

kuntri  web


ニックネームはクントゥリ。
ペルー製で、コンドルの翼の骨で出来ています。(クントゥリというのは
インカ帝国の公用語だった“ケチュア語”で コンドルのこと)
作られた時代や背景は定かでありませんが、現在では博物館でしか見る
ことの出来ない貴重な笛です。 
コンドルも天然記念物指定になっているので、現地でも手に入れる事は
まず不可能ということになります。
「そんなもん、現代で探してもあるわけないだろ」 とペルーの友人に
冷笑されながら求め続けた結果、有り得ない偶然で手に入れたものです。
色々と、出自も含めて 今だに謎の多い笛ですが・・・。
大きさは20センチほど、指孔数なども 発掘されたものと殆ど同じ
形態をしています。
何よりも気になるのは、コンドルの翼の骨であるという点。
ペルーでは昔から、コンドルはインカ皇帝の生まれ変わりとされてきた
聖なる鳥でした。  その聖鳥と一体化する意味で、アンデスではごく
最近まで鳥葬の風習も残っていたんです。
わざわざ家畜や人の骨でなく コンドルを使用するというのには、霊的
パワーを期待する他に 何か更に特別な意味が籠められていたとしか
思えません。
もしかしたら、インカ皇帝の御霊を呼ぶ特殊な祭りにのみ使用されたとか・・・。
文献も風習も言い伝えも殆ど残っていない現在では、想像するしかありません
けど
実際のところ、どうなんでしょうね~★
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音楽・楽器

Comment

ケーナだけでは

ただの『物』。
意味を持ちだすのは、そこから無限のメッセージを紡ぎ出せる『手』と『魂』に巡りあった時から。

最初の一本のケーナから磐笛に至るまで
ひとつ残らず『その手に納まる為』に生まれて来ているのだと思うですよ。


通りすがりの妹っぽい者が呟いてみる(^^;
  • 2011⁄02⁄08(火)
  • 12:53

お花ちゃんありがと[e:454]

‥‥つまりはそーゆー事だよね。

磐笛で奉納神事やってる方が、「いくら力のある笛でも 奏者が音に“意を乗せる”ことが出来るようにならなければ何かが起きる筈もない」と言ってました。
当たり前なんだけど

今日も夕方からピンで演奏心して吹いてきますです
  • 2011⁄02⁄08(火)
  • 14:53

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