スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
category
スポンサー広告

青葉の笛

大雪がやっと一段落したかと思ったら、今度はずっと冷たい雨ですね~
一雨ごとに暖かくなってはいくんでしょうけど、山裾の我が家ではまだまだストーブとコタツが頼りです。
弥生3月とは言え外出にコートも手放せないし、春なんてまだ実感できないな~ナドと思いながら玄関を出ると・・・ふっと艶やかな春の香りが

120302_1727~01

気付かないうちに 前庭の梅が満開になってました
すごいな~、カレンダーも時計も無いのに 毎年ちゃんと春を報せてくれるんだ。。。
書き始めた最初の頃にも記事にした記憶がありますから、このブログも もう1年経つってことですね☆
これも自分的には けっこうすごいな~と感慨に浸ってみたりしてます(^^;)

先日 ちょっとした所要で神戸の垂水へ赴くことがあったのですが、お昼間で時間もあったので 毎度の高速ではなく地道で走ってみることにしました。
(まぁ、正直な話 阪神高速が一気に50%近くも値上がりしてしまったってのもあるんですが・・・どこのどいつだ、高速を無料化しますなんて大ウソこいてた奴は
もちろん車や人も多いし道は複雑だし それなりのリスクとストレスはありますけど、時間的には結局そう変わらないことにも気付いてみたり
今まで知らなかった道の他にも 沿道には色々と新しい発見があったりして、なかなか楽しいドライブになってくれました。
特に海沿いの道には、日本最古のえびす神社や酒造りで有名な灘など 歴史ある地名や旧跡が目白押しなんです。
途中、源氏物語の巻名にもなっている須磨を通るのですが・・・ここもまた古い、源平の合戦でも重要な舞台となった一の谷がある場所。
「一の谷のいくさ破れ 討たれし平家の公達哀れ・・・」と尋常唱歌 “青葉の笛” にも唄われてますね (流石に時代が古過ぎて、全部唄えるほど知ってる訳じゃありませんけど
与謝蕪村の句にも 「笛の音に 波の寄り来る 須磨の秋」 というのがあります。
何とも響きが美しく情緒たっぷりで、笛吹きにはタマラナイ一句なんですが
この青葉の笛というのは 平敦盛が愛用していた龍笛のことで、平家物語の中では 「小枝(さえだ)」 と呼ばれています。

一の谷の合戦出陣の折 この「小枝」を取りに戻って一人だけ遅れてしまった敦盛は、仲間の軍船にやっと追いついて 波打ち際へ馬を進めます。
その時後ろから 「敵に背を見せるのか」 と声を掛け、一騎打ちを迫ったのが源氏方の熊谷次郎直実。
歴戦の猛者である熊谷は瞬く間に敦盛をねじ伏せ 止めを刺そうとしますが、若干16歳というあまりに幼いその顔に我が子を重ねてしまい 逃がしてやろうとします。
ところが折悪しく到着した味方の軍勢が 背後から事の成り行きを見守っている中ではそうもいかず、泣く泣く敦盛の首を取ることになるのです。
亡骸を運ぶ時 その腰に立派な龍笛が携えられているのを見て 「昨晩 敵の陣から聞こえていた見事な笛の音はこれであったか・・・このような幼い武者が」 とますます後悔を深めます。
殺し合いに明け暮れる人生に無常の念を感じた熊谷は、後に義経に願い出て 出家する道を選ぶことになるのでした。

この青葉の笛、現在は敦盛の首塚と共に 須磨寺に宝物として安置されています。
考えてみれば 何故今まで一度も見に行かなかったんだろう・・・と思いますが

青葉の笛


太い方が龍笛の 「小枝」 とされているもの。
細いのは高麗笛(こまぶえ)で、これも敦盛愛奏の笛と伝えられています。
かなり傷んでいて もうとても鳴りそうにはありませんが・・・笛吹きとしてはゼヒ聴いてみたかったですね~、敦盛の笛。
その昔ここを訪れた芭蕉もこの伝説に感銘を受けて、昼なお暗き背後の森から 哀しげな笛の音が聞こえるような気がしたんでしょうか・・・
こんな句を残しています。

須磨寺や 吹かぬ笛聴く 木下闇(こしたやみ)

敦盛と同じ歳の頃、京の五条で龍笛を吹いていた義経は―――どう思ったんでしょうね。
スポンサーサイト
category
音楽・楽器

Comment

青葉の笛は

高校の頃 日本史の先生が
アコーディオンで弾き語りしてくれたよ。。
公達哀れ~♪の部分しか覚えてないけど(駄)

切ないお話なのね(/_;)
  • 2012⁄03⁄12(月)
  • 12:30

そうでしたか☆

そりゃまた・・・えらくシブい先生ですな (^^;)
古い曲に、更に古い話なんで ピンと来る人も少なくなってるんだろうけどe-263
須磨の現地へ行くと ちゃんとその砂浜も木下闇の森も残ってるから、妙に現実感があるんだよね。
日本史も事柄と年号だけじゃなくて、そうやって実際の風景を見たり出来れば もっと楽しく頭に入るんだろうけどなぁ★
  • 2012⁄03⁄12(月)
  • 19:53

Trackback

http://intiwatana.blog96.fc2.com/tb.php/64-f1f8e189

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。