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神聖なアイヌの楽器たち

昔から北海道と不思議なご縁があることは 前に書きましたが、実はまだ他にも ちょっとビミョーな形で繋がってしまったりすることがあります。
それは・・・今までにアイヌの方と間違われたことが、2度や3度ではないこと
まぁ、自分の顔がかなり「濃い目」であることは しょっちゅう言われますし、もうしょうがない 認めちゃいましょう★
んで、初対面の方に 一番先によく訊かれるのが実は 「沖縄の御出身ですか?」 というフレーズなんですが・・・
ちがいますよ~と言うと 次に出てくるのが 「それじゃ、もしかしてアイヌ民族とか?」
・・・何でやねん (^^;) 俺の出身地は 日本の最北か最南端にしか無いんかぃ

そのまんまっ

―――って、こんなコトしてるから言われるんですね ハイ すみません、純粋日本民族系だって言い切る自信は無いです
もともと世界各地の民族系文化、民芸品や装飾品・服のデザインから模様・音楽・文字なんかも大好きなタチなもんで、仕方ないですね。
大学でも一番熱心に受講していたのは 本分のスペイン語ではなく 一般教養講義の比較民俗学でしたから・・・

御他聞に漏れず、ボーイスカウトで初めて北海道の地を踏んだ中学生の頃から アイヌ文化も大好きなジャンルのひとつだったりするんです。
何でしょ・・・特に音楽や美術の面で、確固たる文化と歴史を持つ 民族の血と力強さに憧れを抱いてしまうというか。
なので、民族性がしだいに曖昧希薄になってきた日本でも 殊に古神道とか縄文文化に惹かれてしまうのかも知れません。

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もう、こんなコタンコロクル (村長=むらおさ) なんか見たら、めちゃくちゃカッコイイと思ってしまいます (^^;)
北アメリカのシャイアン族酋長などもそうですが、ゆるぎない大地のパワーと美しさを感じますね。
アイヌ独特の服や装飾品の模様は アイウシとかモレウなどと呼ばれ、呪術的な要素と共に 直線は穢れなき魂と正直さを、曲線は優しさや統一・和などを表しています。

9.jpg
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おねぃさんも凛とした美しい人が多いですが、やはり北の厳しい大地で行き抜いてきた 民族の力強さを感じます。
彼女達が演奏しているのはアイヌの口琴・ムックリ。 上の写真で僕も持っていますね
竹で出来た簡素な楽器ですが、弁を弾くビョンビョンという音が 舌や息、口腔の使い方によって 千変万化し、実に見事な音色を紡ぎ出してゆきます。
演奏はけっこう難しいので 僕もかなり練習しましたが・・・今回は新しいの、買えませんでした(涙)
出来れば演奏パターンなど、細かいことも質問したかったんですけど そんな時間すら無かったのが残念でなりません。

ひとつだけ収穫だったのは、ムックリと並んで アイヌの代表的な弦楽器である 『トンコリ』 の実際の演奏が聴けたことですね。
その存在や形状は知っていたのですが、生の音色は一度も聴いたことがありませんでした。

01.jpg

これも 何とも美しいフォルムを持った楽器ですねぇ・・・出来ればちょっとでいいから弾いてみたかった
かなり薄く軽い材質の木で作られていますが、上の丸い部分が頭・弦巻きは腕・胴体が胸と腹・・・という具合に、人間の身体に見立てられます。
小さなサウンドホールがオヘソですね (それじゃその下の毛皮は・・・なんて考えちゃダメですよっ 熊の霊力を使った魔除けなんだから)
胴体の中には心臓、あるいは魂とされる 貴石などが入っていて、傾けるとコロコロと音がします。
本当の人間同様に、敬意を持って 大切に扱われるそうです。  チャランゴみたいだ
パワーのある動物の霊力を魔除けとして使うところまで、よく似ていますね。
ちょうどハープと琴の中間のような 落ち着いた優しい音色で、演奏は単純なフレーズの繰り返しで行われます。
これは アイヌの霊歌ユーカラがそうであるように、「魔物は重複や繰り返しを嫌う」 という考えから来ているんですね。

ムックリも同様に スピリチュアルで霊的な力が信じられている楽器で、魔を祓ったり病気の治癒・場の清め・神降ろしなどにも使われる とても神聖なものです。
考えてみたら―――存在や使われ方が 磐笛と全く同じなんですよね~。
実は白老のアイヌ村・ポロトコタンで 見事な演奏を聴かせてくれた御年配の女性は、何とあの大太鼓 「カムイ」 製作時に ムックリで魂を入れる役目を担った方なんだそうです

あ~~、返す返すも勿体ない・・・もっとゆっくり滞在して、彼らと色んなお話しがたかったなぁ
来年のツアーも既に6箇所が決定したそうですが・・・今度は何としても絶対、プライベートで行ってやる 
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音楽・楽器

Comment

わあ~ステキですね!

私も、小学校低学年のころに北海道に住んでいたことがあるのですが、ムックリもトンコリも名前は知っていても、実際に音色を聴いたことがありません。

私も北海道に行って、ムックリとトンコリと、あのカムイの音を聴きたいです!!!
  • 2012⁄07⁄17(火)
  • 18:08

そうでしたか☆

ひらめさんにも北海道とそんなご縁があったとは (^^;)
早割なら¥5000ぐらいで行けるようになりましたし、来年は北海道でしか聴けない カムイを使った松村組公演をv-278ってのもアリかもしれませんねe-348
ちなみに、ムックリの音色ならまたそのうち聴かせて差し上げますよ~。
  • 2012⁄07⁄17(火)
  • 22:46

こんにちは

初めまして。クロと申します。
私も、アイヌ文化や色々な世界の音楽や伝承、神話などの幅広いジャンルに興味を持っています。民俗学は非常に楽しいです笑。
高校二年の時に、修学旅行で北海道の富良野や白老に行ったことがあるのですが、その時の白老ポロトコタンの方を見て、一瞬でアイヌ文化に惚れました。凄く洗練された刺繍に、大自然の恵みに感謝しながら生きる風習。アイヌ文化を知れば知る程、ますますハマってしまいました。今でも、その熱はどんどん上がっていってます。止まる所を知りません。
あ〜‥‥‥今度はゆっくり白老ポロトコタンに行って、皆さんとじっくりお話してみたいです‥‥‥。
  • 2017⁄02⁄01(水)
  • 12:52

Re: こんにちは

クロさん、コメント有難うございます (^-^)
アイヌ文化は東北を中心とした縄文文化のルーツではないかと言われていますね。
弥生系はともかく、我々のDNAの中にも少しは混じっているから妙に惹かれてしまうのかも知れません。
僕も民俗音楽の専門家なので民俗学は常に絡んできますが、揺るぎない力を持った民族の世界と言うのは
深くハマってしまって 何にしても楽しいですよね~。

今年も秋に北海道ツアーがありますが、白老ポロトコタンにゆっくり寄れる時間はあるのかな★
クロさんも機会があったらまた是非行ってくださいね。
向こうで会ったりして (^^;)
  • 2017⁄02⁄05(日)
  • 01:32

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