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古代の響き

古代人は3万5千年以上も前に縦笛を演奏し、音楽を楽しんでいた――。
チュービンゲン大学の研究チームは、ドイツ南西部ウルム近郊のホーレ・フェルス洞窟など二つの洞窟で 鳥の骨でできたほぼ完全な縦型フルートやマンモスの牙でできた笛の破片を発見した。
これはクロマニヨン人もしくはそれに続く新世代人類の製作による 世界最古級の楽器とみられ、音楽の広がりを示す貴重な証拠だ。

クロマニヨンフルート

もっとも完全な形で出土したのは、ハゲワシの骨でできた縦笛。
12の破片にわかれ、つなぎ合わせると長さ21.8センチ、直径約8ミリのほぼ完全な楽器になった。
五つの指穴があいており、広い音階をもっていたらしい。
地層の年代や放射性炭素測定の結果などから、3万5千年以上前のものと結論づけた。(Yahooニュース記事より)


いや~コレは・・・凄いなんてもんじゃないです
3万5千年前と言えば マンモスや巨大な哺乳類が大地を闊歩し、洞窟生活の人類がようやく石器を手にした頃。
縄文時代のごく初期でも、遡ること1万5千年ぐらいにしかなりません

人類が最初に手にした楽器というと、唄と共に単純に叩くだけの 太鼓の類だろうと思われがちなんですが・・・
世界各地での発掘調査研究の結果、それは笛であったというのが 考古学界の定説になっています。
狩猟で得た動物の骨を 髄まで食べる為に吸ったり吹いたりしているうちに 偶然気付いたものではないか、と学者先生方は分析しておられますが・・・。
一介の笛吹きの立場から言わせていただければ、そんな単純な動作だけで意図せず鳴ってくれるほど 笛は甘いモノではありませんね
確かに、もっと構造の簡単な サンポーニャのようなパンパイプの類か、葦笛のように一種のリードを備えた笛なら 偶然の息づかいや風の流れなどで鳴ってくれる可能性も皆無とは言えません。
しかし写真で唄口の形状を見る限り 決して偶然で欠けたものなどではなく、これは明らかにケーナや尺八と同じ発音原理で鳴らすものです。
しかも指孔の部分をよく観察してみると、孔を開ける時の目安として 事前にちゃんと印まで刻まれているんですね。
割れ易い骨をいかに大切に かつ丁寧に細工していったのか・・・その痕跡だけでも 「彼」 の繊細さと苦心の様が痛いほど伝わってきます。

今でこそ当たり前になっている楽器原理ですが
自分の身体以外からでも不思議な音を創りだすことが出来る音には高いものと低いものが存在する動物の骨など、何か中空のものが使えるかもしれない管が短いほど、高い音になるようだ管を切らなくても、胴体に孔を開けることによって同じ効果が得られる
・・・と、ここまで誰の助けも借りずに思い至ることが どれほど大変なことか。
更に石の道具だけで何日もかけてコツコツと骨を削り この笛を仕上げた 「彼」 には、惜しみない拍手を送りたい気持ちです

明日をも知れぬ狩猟生活の中、こんな素晴らしいモノを思いついた彼に (あ、彼女・・・だった可能性もあるのか) ゼヒとも逢って、色々と苦労話を聞いてみたいもんです
聴いたこともない不思議な音を奏で 音階の変化まで可能にしたこの道具は、やがて原初音楽のメロディーや 異世界という概念にも結びついて さぞや当時の人々を驚嘆させたことでしょう。
発想や工夫、加工技術の面でも並大抵ではありませんが、そんな時代では特に 精神的にもスゴい余裕がないと決して出来ない大発明ですね☆

やっぱりというか・・・太古の世界にも居てくれたんだな~、そんなヤツが
ちょっと僕のコンドルケーナにも似てますし、何か訳もなく嬉しいです・・・

≪松村組ブログ記事より一部転載≫
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音楽・楽器

Comment

振り向けば

誰かさんの様に
髭も丁寧に揃えられてたりして…
  • 2011⁄02⁄16(水)
  • 22:16

う~む★

この神経質な位に丁寧な仕上げを見ると、そんくらいはやってたかも知れんなぁ・・・(^^;)
他人とは思えんです。。。

  • 2011⁄02⁄17(木)
  • 00:26

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